３人の女性たちとのやり取りを終えて小丸はこの先の活動について考えた。

担当者さんには婚活パーティーに行ってみたら？と助言され早速エントリー。
ついでに担当者さんにお嬢様との初面談の話を報告した。
婚活においてお礼のお菓子とかを渡すのはあまりいいことではないらしい。
興味のない相手から金品渡されたらそりゃ迷惑だよね…
変な借りを作るみたいで俺も嫌だなと反省した。
逆に言えば、脈ありなら効果覿面？と思ったが、脈ありの判断ができる能力はないので今後渡さないことを決めた。

婚活パーティー当日。
今日は３対３のパーティらしい。
詳細をあまり聞かず衝動的に申し込んでしまった。
会場に着くとすでに男性２人は席についていた。
プロフィールカードを携帯で漢字検索しながら書いているようだった。
小丸はすぐに自分との違和感を感じる。
皆さんスーツ姿だが、小丸はフランクな私服だった。
こういう場所ではスーツが正装なのかもしれないが、小丸には婚活の常識がない。
早々帰りたい気持ちになったが、パーティーは始まる。

１人目にお話ししたのは鳥さん。
色気のある鳥だなと思った。
失礼な例えで申し訳ない。
今後イニシャルで呼ぶか検討する。
運動が好きで最近は温泉とか巡ってますみたいな和気あいあいと会話できたと思う。
小丸の住む場所から遠方なので今後に発展はしないかなと思いながら席を後にする。

２人目は電気屋さん。
電気屋さんに勤めているらしい。
かわいい女の子という感じだった。
ゲームが好きで１日のルーティンが出来上がっている程ハマっているようだ。
スマホゲーは常に張り付いてゲームをしているイメージだ。
笑顔を絶やさず楽しく会話した。

３人目はナマズさん
鳥さんと同じように、色気のあるナマズさん。
ナマズというといい印象ないかもしれないが、小丸の例えはデフォルメ強めのアニメ調のイラストをイメージしてもらいたい。
決して馬鹿にしているわけではない。
黒髪美人でスタイルがよくて胸の谷間が見えている。
目のやり場に困りながらお仕事の話を中心に会話をした。
ナマズさんとの会話が１番楽しくて、外見もタイプだった。

その場でカップル発表ということはなく、帰宅後気になった方に申し込みという形だった。
小丸はナマズさんと電気屋さんに申し込みをかけ、鳥さんからはお相手から申し込みが来た。
パーティー帰宅後すぐに全員申し込むつもりだったが、鳥さんからの申し込みのほうが早かった。
会話をする経験値を積めたし楽しい１日を過ごせた。

次回予告：申し込み結果