振り出しに戻り初心を忘れずに活動再開。

トラウマスイッチ？何それおいしいの？

婚活はこれから！これから！

申し込みをしていたが、ここで小丸の見聞色がざわついた。

申し込める件数があと２０件もない…

やばいよやばいよ！

本命を残していたがもう後がないくらいの状況だ。

いや、まだ３ヶ月目なんですけど〜

２ヶ月目の時点で嫌な予感はしていた。

田舎は辛いよ。

小丸の周辺の県はもう少し数が多いのに…

ここまでの経験値を総動員してこれからの活動をする。

申込みをしてすぐに２件の返事が来た。

どちらも二十代中盤の可愛らしい女性だった。

一人目を唇さん、二人目をピアノさんとする。

唇さんは写真の唇がツヤツヤで綺麗だった。

ショートカットの可愛い系で単純な小丸は過去のトラウマを忘れて浮かれていた。

若い子の話についていけるように流行りの話題を勉強しないと。

会話はトントン拍子に進み平日の夜にディナーをすることになった。