３人と２週間ほど継続してやり取りをしていた。

お母さんはアウトドア系の趣味が豊富で未体験の話を聞けて楽しくやり取りをしていた。
あちらからの返信は1〜2日に1度の頻度なのでこちらも合わせて緩く返信していく。
こちらにどれほどの興味を持っているか推し量ることは難しいが、２週間のやり取りの実績？もあるしコロナ禍だが、食事に誘ってみた。

現在３日程返事が来ないので少し不安が大きくなるがまだ慌てる時間じゃないと言い聞かせて蛇のようにチャンスを待つことにする。

ネコさんは相変わらずのサービスエースぶりだが、根気強くやり取りを続けていた。
おそらく小丸への関心は小数点以下だと思う。
婚活の練習だから…と強がる気持ちもあり、会話を成り立たせようと必死になる。

しかし、どうやらゲームセットのようだ。
サービスエースを決められ続けた結果、気がつけば試合が終わっていた。
初めから、試合をしているつもりが１人で素振り練習をしているだけだったのかもしれない。

小丸は自ら身を引いた。
苦渋の決断だったが、1ついい発見もあった。
小丸は外見で選り好みして判断すると思ったので、未練タラタラで相手から愛想尽かされるまで執着する未来は見えてたのだが、
意外とあっさり自分から身を引けるんだと意外な発見ができた。

そもそも会話になってない関係性でやり取りを継続できる器量もないが…
これは早速異例の事態だったと思う。
それでも冷静な判断が出来てよかった…

次回予告：反省