結婚相談所 対面記録 お嬢様編 #2
お嬢様との上品な時間はお互い笑顔で話をするものだった。
雨が降ってきたのでやむまで待つことになり、会話をする時間が長くなったが、小丸的には嬉しい。
お嬢様の顔色を伺いながら内心、神経張り詰めて話を進める。
雨もやみ、解散前に今日のお礼を兼ねてお菓子を送ろうとして帰り道のお店に寄ることにした。
街を歩いているとお嬢様が少し猫背になって目線を合わせてくれているみたいで申し訳なかった。
ここからお嬢様の顔色が少しずつ変化する。
お昼ご馳走になったので、お菓子まで頂けないと遠慮していた。
小丸は社交辞令的な言葉だと思ってあまり気にせずお菓子を選んでいたが、
お嬢様からなんでそんなに渡したいの?みたいに聞かれた。
このあたりから小丸への関心度と早く帰りたい気持ちにようやく気がつく小丸。
しかし、「じゃあいっか!」と翻すのもここまでの流れから失礼だと思ってしまい、結果500円程度のお菓子を渡す。
お嬢様の顔色はどんどん悪くなる。
お菓子を受け取る時、これから婚活でお金かかるのにいいですよ…みたいに言われながらも渋々受け取ってくれた。
最後の望みをかけてLINEを聞いたが遠回しだが決定的に断られた。
(ブログを書いていて心が苦しい…)
最後お別れの際、「じゃあ、また」といつも言うセリフを何気なく使ってしまったが、お嬢様からの言葉は
「またお会いすることがあれば…」
…泣いてもいいかな…
次回予告:特にないです…